海外道中記
 -豆知識:ラスベガスのホテルって?
ph-p-39.jpgメインストリートに並ぶホテルは、どれもこれも見ているだけで楽しいデザインです。巨大ピラミッドがそのままホテルになった『ルクソール』や自由の女神や証券取引所など半世紀前のマンハッタンの街並みがホテルになった『ニューヨークニューヨーク』、凱旋門やエッフェル塔(実際の2分の1ですが、それでも50階建てくらいの高さです)を再現した『パリス』などなど話題に事欠きません。

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しかも、ホテル内部もすべてそのテーマに沿って作られており、例えばベネチアンホテルは内部に水の都ベニスさながらに運河が巡り、船頭さんが漕ぐゴンドラ(日本の渡し舟のようなものです)が客を乗せて行き交います。両サイドのお店やレストランももちろんベニス風ですし、ゴンドラを漕ぎながら『オー・ソレ・ミオ』などカンツォーネを聴かせてくれる船頭さん(ゴンドリエ)は、狭き門を突破してきた喉自慢です。『ルクソール』のピラミッド最頂点から照射されるサーチライトは世界一の明るさで、16,000メートル離れた所でも雑誌が読め、その内部は世界一大きなアトリウム(82万立米)だとか・・・。

ph-p-24.jpgまあ、とにかく凄いことづくしのラスベガスですが、ホテルの大きさも並外れており客室3,000室なんてざらで、ベネチアンに至っては2002年末で6,000室以上と世界最大のホテルになります。帝国ホテルやニューオータニの客室がそれぞれ1,059室と1,612室ですので、そのとてつもない大きさはお分かりいただけると思います。ちなみに、世界12大ホテルのうちなんと11ホテルがラスベガス中心地にあるそうです。  大き過ぎる欠点をあえて申し上げますと、よほど離れるか広角レンズを使わないと写真に収まらないことと、待ち合わせの時間に遅れることです。例えば誰かとホテルのロビーで待ち合わせをしたとします。普通なら部屋を10分前くらいに出れば十分に間に合いますが、下手をすると20分以上かかることがあります。巨大ホテルの1階は当然ながら物凄い面積ですが、そのかなりの部分をカジノが占めています。同じような風景(カジノから簡単に出られないよう、意図的に迷路化しています)ですので、ほとんどの人はカジノ内で迷子になってしまいます。

ph-p-27.jpgまた、隣のホテルロビーで待ち合わせ、なんてことになると事態はより深刻です。建物が巨大なのですぐそばにあるように見えますが、実際には1キロ近く離れていることもあります。歩いても歩いてもいっこうに距離が縮まらない、まるで富士山を目指しているようなものです。ホテル間の移動の際は予め距離を調べておくことが大事です。私もミラージュホテルからすぐ近くに見えたMGMホテルまで歩いていって、1時間かかったことがあります。後で聞くと実際の距離は2キロくらいありました。(笑)

 余談ですが、ホテルの窓は絶対に開きませんし滅多なことでは割れないガラスを使っています。また、洗濯物を干すようなロープなども原則として備え付けていません。自殺の引き金になるようなものを徹底的に排除しているのです。