日本で最大の福祉機器展は秋に東京ビッグサイトで開催されるHCR、米国ではメドトレードショーとは前にご紹介しましたが、ドイツの展示会を抜きには『世
界の福祉機器展』は語れません。2000年くらいまではメドトレードショーに行く日本人は多くてもドイツの福祉機器展に行く人は比較的少なかったですが、
それ以降は『通』の人ほどメドトレードショーよりもドイツの展示会の方を好んで行くようです。理由は私の主観がかなり入りますが、『米国は成熟しきってい
るが、ドイツは
掘り出し物が埋もれている可能性がある』ではないかと思います。
例えばティルト式車椅子などは日本で紹介される一年前にメドトレードで発表されていましたが、メドトレードはどちらかと言うと既存商品をより便利に、より
快適になど改良した商品が多いです。それに対してドイツの展示会は、例えばアニマルセラピー用の実物そっくりの動物人形など、今までになかったジャンルの
商品がある年に突然出展されているという面白さがあります。
究極の表現をすると"進化か誕生か"ですが、"進化"も大事なことであるものの"誕生"には夢と楽しみがある、と言ったところでしょうか。

さて、肝心の展示会の方ですが、毎年3つくらいは
日本に無いタイプの介護用品や面白おかしな商品を見つけます。
たった3つ?と思われるかもしれませんが、介護や福祉業界は欧米各国ではかなり成熟した産業ですので、『今までになかった』や『今までよりも極端に安価に
なった』『今までよりも格段に進歩した』などの"金の卵商品"は、そう簡単には出てきません。出てこないので当然、見つけることも困難になります。そのよ
うな困難な状況で平均して3つも見つけることができているのは、私はかなり幸運の持ち主だと思っています。(自画自賛ですいません)
ただ、3つほどであれ幸運にも良い商品を見つけることができたとしても、本当の困難はこれからなのです!