海外道中記
初めて実感したテロの影響
こうして、あっ!という間に8日間のアメリカ出張は終わりを迎えるのですが、一ヶ月前に未曾有のテロ事件があったことを忘れてしまうほど平穏な滞在 期間でした。しかし最後の最後になって、ラスベガス空港でテロ事件の影響を受けることになります。とにかく手荷物チェックが物凄かったのです。

 航空会社のチェックイン前に荷物検査を受けなくてはいけないとのことで、スーツケースを引きずって即席検査場へ。
とにかく洗いざらいといった感じの検査です。中のものをすべてテーブルに出されて、スーツケースの裏生地に始まって洗面用具、土産物、着替えなどは下着の1枚1枚に至るまで入念にチェック。
 これが衝立も何もない所でするので、可哀想なのは女性です。カメラなどは実際に撮影できるかどうか調べる念の入れようです。

 おまけに検査が終わると、荷物を出しっぱなしのまま『OK』の一言を残して検査官は去って行きます。フランス人らしき人が文句を言うと、手当たり 次第に詰めこんで蓋が閉まらないとみるや、膝で全体重をかえて無理やり閉めてしまいました。それを見ていた私が『自分で詰め直すから』とせっかくの"サー ビス"を辞退したのは申し上げるまでもありません。
 場合が場合ですのである程度厳重な警戒はやむを得ないと思いますし、その上で訪米しているのですから我慢もできますが、せめて男性は男性の検査官、女性は女性の検査官が調べてくれることと、いくら即席検査場とはいえ衝立くらい付けてほしいものです。