海外道中記
"もの"を作る人に憧れて
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とうとう短いようで短かった(笑)ニュールンベルグ出張も終わりです。到着は夕方で出発は朝なので、現地4泊5日とは言っても実質は2泊3日です。日本到着が土曜日ならまだましな方です。帰国が日曜日の海外出張ですと、時差ぼけも治らないままに月曜日から平常通り出社しますので頭の働きがやや劣ってしまいます。こればかりは気合や根性ではどうしようもありませんので・・・。
 ちなみに、中央駅付近から空港まではタクシーで1,500円くらいですので、2人以上なら空港リムジンに比べて時間に束縛されない分だけ良いかもしれません。

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さて、私たち貿易商社の本当の仕事は帰国してからです。ここ数年は商談のスピードが格段に早くなっていますので、展示会場で一種の仮契約を済ますことがありますが、それにしても最終的な価格や条件についての本格的な交渉は帰国してからです。国内に類似品があるかないか、あればその性能や価格と比べてどうか、など商談と並行して"市場調査"と言われるものもしなければいけません。
私の友人の中には、私の仕事内容を話すと『結構、大変そうだな』と言う人もいますが、全くそんなことはありません。逆に楽しくて仕方がないほどです。そんな仕事を楽しむ私が、社会人になって1度だけ人の仕事を羨ましいと思ったことがあります。それは中学を卒業してとび職になった後輩ですが、そいつが自分の子供にこう言うのです。『あの橋は父さんが造ったんだぞ!』
 その橋とは本州と淡路、四国を結ぶ世界最大の吊り橋、瀬戸大橋です。もちろん下請け会社の、そのまた一員として建設に加わったのですが、一人一人の力が集まるとどんな大きなものも造れる、それを子供に教えているようでした。

 今さら私が製造業に転職するわけにはいきません。でもいつかは多くの人に喜ばれる"もの"をつくる人間になりたいと思っています。それは必ずしも形ある"もの"でなくても良いのです。素晴らしい商品を流通させる仕組みや、正しい知識を早く簡単に広める方法、現場のニーズや意見をメーカーに伝えて改善させるシステムなど、形のない"もの"でも良いので、後に『あのシステムは、あのやり方は私が作ったんです』と自信をもって自慢でき(?)、人にも喜んでもらえる"もの"作りを目指します。
 5年経っても私やアクションジャパンが、そのような完成品ができていない時は笑って下さい。皆さんに笑われないように、社員一同全力で良い"もの"が作れるように頑張っていきます。

 それでは、ニューオーリンズ編同様に長くなってしまいましたが、これをもちまして海外道中記ニュールンベルク編を終了させていただきます。最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
 皆様のご健康とご多幸をお祈りして、あとがきとさせていただきます。