最初のアクショングループのドイツ総代理店との情報交換の中で、とても重要な話題がありました。これはアメリカのアクション社とのミーティングでも出た話題ですが、日本の車椅子についてです。
簡易型の車椅子の利点は『折り畳みができて軽い』ですが、これは逆に言うと『座布(座面)がたわみ易く、安定感にも欠ける』ということです。例えば釣りやハイキングに行く時などに使う折り畳みの椅子に長時間座りっきりだとどうでしょうか?健常者なら立ち上がって背伸びをすることも足を伸ばすこともできますが、高齢者や障害者の方々はそうもいきません。また、座っている時は寝ている時と違い、体重の大部分をお尻で受けるので床ずれのできる危険性が高くなるのです。 まだまだ簡易型車椅子を日常的に使うことの問題点は他にもたくさんありますが、問題はこのような『シーティング・システム』という正しい座り方の知識の普及が、日本では大幅に遅れているということです。私たちも車椅子用床ずれ防止用具を主力商品として販売していますが、極端に言うと正しい座り方をすれば、床ずれ防止用具を使わなくても床ずれを防ぐことができる人も多いのです。現在、シーティング・システムのマニュアルを作成中で完成すれば無料配布を行ないますが、それに対して『売れ筋である簡易型車椅子の販売に影響が出る』と私たちに圧力を加える企業があります。これが日本の現状です。
シーティング・システムのことをもっと詳しくお知りになりたい方は、遠慮なくお申し付け下さい。私たちにも意地があります。いつかは圧力をかけてきた企業すべてが間違いを認めて謝ってくれるまで精一杯あがきます。(すいません。書いているうちに一人で熱くなってしまいました・・・)