海外道中記
カイザーブルク城探訪
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展示会場からカイザーブルク城までタクシーで15分くらいです。天候が悪く、かと言っても明日は帰国するので『まぁ、雨の石畳もいいかな』と増田(当社の 営業マネージャーです)と出かけました。ところが、ところがです、カイザーブルク城に着く寸前に降っていた雨がピタッと止み、驚くようなスピードで雲が遠 ざかり晴れてしまいました!



nb-ph-32.jpgこんなことってあるんですねぇ。タクシーの運転手さんもびっくりしていました。日頃の行いが、なんて聞き飽きた台詞は言いませんが、少なくとも晴れていたのに急速に雲がやって来て雨が降るよりは幸運であったことは間違いありません。







nb-ph-39.jpgカイザーブルク城は、1050年にハインリヒ王によって築かれて以来、1200年までの間に後の皇帝たちが増築させていきました。
 皆さんは城と言うと、優雅で巨大な建物を想像されるかもしれませんが、カイザーブルク城は実に質素です。城と言うよりも要塞と言った方が似合うかもしれ ません。造りは頑強な石でできていて、火を付けようにも燃えることがない建物です。今で言う鉄筋コンクリート製のようなもので、内装や壁に燃焼物を使って いないので、その意味では居住性や見かけはともかくとして最強の砦であったことは間違いないと思います。


nb-ph-101.jpg1050年と言うと日本では後冷泉天皇が即位した頃で、栄華を極めた藤原一族が衰退し武士の社会の幕開けとなる頃です。後冷泉天皇は私も歴史の本を紐解い てみなければ分かりませんでしたが、『いい国作ろう、鎌倉幕府』で1192年に源頼朝が鎌倉幕府を開いたことをご記憶の方は多いと思います。






nb-ph-102.jpgつまり、鎌倉幕府より更に142年前にできた城がカイザーブルクなのです。
 私たち現在人は、過去の歴史として世界中の動きを知ることができますが、当時日本で生きていた人たちが遠く離れたこのニュールンベルクに頑強な要塞が造られていたことを知る由もなかったことを考えると、大きな城門の前で不思議な気持ちになります。


nb-ph-103.jpg入場料を払うと城内に入れ、当時の鎧や武器などを見ることができます。入場料は確か当時のレートで600円くらいだったと思います。それほど見るところがある訳ではありませんが、せっかく来たのですから歴史ある建造物に寄付するつもりで入られたら如何でしょう?