私にとってドイツ訪問には大きく3つの目的があります。新商品を見つけることとアクショングループのドイツ総代理店との情報交換、取り扱いドイツ商品の打
ち合わせです。中には日本語はもちろん英語を話せるスタッフすらいないブースや会社もあり、いつも念のためにドイツ語通訳者を手配します。通常の派遣会社
を通すと結構高額ですが、仮にも貿易会社出身の私たちとしては、ありとあらゆる海外コネクションとを総動員し、とうとう
格安で優秀な通訳者を探し出しました。(笑)

ドイツの在日大使館を通じてニュールンベルクの日本で言う商工会議所のような所に紹介してもらったのですが、派遣企業の3分の1程度の金額で優秀な女性が手配できました。彼女はクッシェル和子(以下クッシェルさん)という人で、ドイツ人と結婚して
ニュールンベルクに住む主婦です。ドイツ語も日本語同様にペラペラですが、
通訳で生計を立てているのでなくどちらかと言うと日本企業の役に立つことを楽しんでいるというような方なので、優秀にも係わらず格安料金なのです。それか
らのニュールンベルグ出張では決まってクッシェルさんに来てもらっているのですが、03年訪問時は他にも大きな展示会があったようで、クッシェルさんとス
ケジュールが合いませんでした。

そこで、クッシェルさんに信用ある知り合い、ミッチ昌子さん(以下、ミッチさん)をご紹介してもらいました。ミッチさんは、ニュールンベルクの隣町エルラ
ンゲンに住んでいて、後ほどご紹介しますが今回の"有駄有駄タイム"(一見無駄にみえて実はとてつもなく有意義な時間の過ごし方)は、ミッチさんの案内で
エルランゲンの街を徘徊することでした。

数学をお好きな方ならご存知かもしれませんが、『エルランゲン・プログラム』で有名なエルランゲン大学がありますし、その大学病院はこの地方最大級の総合病院として医療の最先端を誇っています。何回もニュールンベルクに来ていますが、ニュールンベルクの街を出たのは今回が初めてです。そもそも、地下鉄や国鉄をフル活用したのも初めてです。ドイツ人でも買い方が分からないという
複雑奇怪な切符自動販売機の"扱い方"は、ミッチさん直伝です。