ホテルに到着したのが18時頃なので時間的にちょうど良く、チェックインを済ませるとそのまま夕食に出かけます。日本で言う居酒屋のようなお店かレストランですが、私はほとんど酒を飲まない(飲めない?)タイプですので、一人の時はついつい入り易い中華料理店かホテルのレストランばかりになってしまいます。酒の飲める連れや雨宮さんがいると、一人では入らないようなお店に行くことができるので、正に"旅は道連れ"です。(笑)
ニュールンベルクは、前述のように日本人にとってマイナーな町ですのでかなり簡単なガイドブックしかなく、店を選ぶ時はいつも一発勝負か以前の記憶を頼りにするしかありません。自社の社員や雨宮さんとだけの時は良いですが、他社の方や高橋先生のような研究者の方、マスコミ関係の方とご一緒の時の方が多く、そういった方はほとんどがニュールンベルクは初めてか2、3回目なので、必然的にレストラン選びは私の
"重要な任務"になります。

ドイツ料理というのは、かなりコテコテなのです。例えば脂身たっぷりの豚肉(推定300g)と酸味の利いた玉ネギにポテトがたっぷり付いた料理が1人前として出てくるのです。ドイツ料理にはサラダを食べてスープを飲んでメインディッシュを食べてというような概念がないようで、周りを見てもそういった1品とパンで夕食を終えてしまうのです。
国民の80%以上が肥満体というのはこの辺りが原因かもしれません。

私や増田は食べ物の好き嫌いや食事制限などが全くありませんが、果たして3人の方は大丈夫だろうか?無難なところで中華料理にしようか?などと迷っていましたが、『郷に入れば郷に従え』で大抵はせっかくドイツに来たのですからドイツ料理を味わっていただこうと、ある店に向かいます。(初日ディナーの恒例)。初めてニュールンベルクに来た97年に雨宮さんと行った店ですが、ソーセージはもちろん、結構料理全般に有名なお店です。

雨宮さんと私の記憶を足せば簡単に辿り着くのでしょうが、雨宮さん不在の時は、いつも裏通りにあるその店へは私の曖昧な記憶だけを頼りに繰り出します。
しかし、不思議なことに『何となく左』『何となく右』と本能の命ずるままに足を運ばせていると、なんとほとんど迷うことなくその店の前に着いてしまいます。犬の
帰巣本能のようなものが私には備わっているのかも知れません。(笑)

まあ、とにもかくも無事レストランに到着し、その店で最も有名と言われる『ヘムシェ(Hammche)』やソーセージなどを注文しました。『ヘムシェ』は、豚のもも肉を塩漬けし、香草の入った煮汁でじっくりと煮込んだ料理ですが、初めてドイツを訪問した97年に雨宮さんと1人前ずつ注文し、あまりのコテコテさと量の多さに不本意ながら半分くらい残してしまった失敗談がありますので今回は5人で1人前を注文しました。その結果、適量であればとても美味しく
気持ち良く食べられる料理であると納得しました。(笑)
今のところ、ご案内したすべての方に『初めて食べる"これぞドイツ料理"』と初日のディナーを喜んでいただいていましたが、残念なことに03年訪問時にそのレストランは無くなってしまっていました。
あらゆる情報を駆使して、次の"馴染みの店"を探し回ったことは言うまでもありません。