海外道中記
ネクタイがない!
dd-ph-t05.jpg
到着した日は、何となく外に出歩く気になれず日航ホテル内にある和食の店『弁慶』にて夕食を済ませました。海外出張の醍醐味を存分に味わうには『郷に入れば郷に従え』で食事もできるだけ和食以外の料理を食べる、をモットーにしていましたが、初日から和食に逃げてしまったのは後にも先にもこの1回限りです。
展示会初日ということで気合満々で早朝から起床し身支度を整えていると、あるはずのものが無いんです!ネクタイが無いんです!
記憶を辿ってみると、自宅で荷造りをした時にスーツやワイシャツの色に合わせてネクタイを選んだところまでは覚えていますが、その後の記憶がありません。いくら詮索しても無いものは無いので、頭の中で緊急会議が開催されます。
 『買いに行く?』『どこへ?店はまだ開いてないぞ』『借りる?』『みっともないぞ。でも最後はそれしかないか。』『いや、確かホテルの1階に三越があったぞ!』


dd-ph-29.jpg展示会は10時からで、一緒に来ているコスモ株式会社の雨宮社長(以下、雨宮さん)との待ち合わせ時間は9時30分。ホテルフロントに聞くと三越の開店は 幸運にも9時30分とのこと!雨宮さんに事情を話し大急ぎでネクタイを買い、事なきを得ました。年がら年中、国内外の出張をしている、云わば出張のプロで あるのに情けない話です。



dd-ph-34.jpgネクタイと言えばビジネスマンの制服のようなものですが、海外展示会の見学者の中にはノンネクタイの人が結構たくさんいます。
 私たち日本人は、どちらかと言うと外見から入っていくようなところがありますが、欧米では合理性を重視しているような気がします。

 考えてみれば、出展者やその日に商談がある人などはネクタイ着用で"正装"して当たり前ですが、ただカタログを集めたり情報収集したりするだけで 展示会に来ている人にとってネクタイは窮屈です。思えば私が必死でネクタイを買い求めたのも、初めて会って商談する相手に『俺はビジネスマンだぞー。きっ ちりした人間なんだぞー。』とアピールすることで、少しでも商談を有利にスムースにしたいという気持ちの表れだったのかもしれません。まだまだ中身だけで は勝負できない人間の弱さです。(笑)