海外道中記
ワールド・オブ・コカ・コーラ見学
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メドトレードも2日間たっぷり見学するとほぼ100%見落としもなくなり、優れた商品を展示してあるブースでの商談も順調に進みます。
 そこで3日目の今日は、最終チェックということでスーツではなくカジュアルウェアで会場に向かいます。

 私は道中記ニュールンベルグ編でご紹介したように、数年前までは現地3泊くらいでビッシリのスケジュールを組み、展示会場とホテルだけの往復をして展示会と商談が終わると一目散に帰国する、という出張をしてきました。それでこそ"ビジネス戦士だぁ"と奮い立っていたのですが、あることがきっかけで自分の見識や洞察力、経験、知識、その他もろもろを高めるために、『有駄有駄(うだうだ)タイム』を設けることにしました。
 町の商店街や公園を探索して流行や文化を感じたり、美術館や博物館で教養を高めたりするための時間を半日くらいもつというもので、無駄と言えば無駄ですが、決して無駄ではない。それが有駄有駄タイムなのです。


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先に言い訳をしておいたのですが、つまりカジュアルウェアで展示会場に向かったということは、アトランタで数時間の有駄有駄タイムを取るつもりだったからです。過去に2度アトランタへ来たことがありますが、いずれも過密スケジュールでしたので街を観てアメリカを感じるというようなことはできませんでした。そこで今回は、世界の清涼飲料水の45%という圧倒的なシェアを誇るコカコーラの記念館『ワールド・オブ・コカコーラ』と、アトランタの代名詞でもある『アンダーグラウンド・アトランタ』に絞って見学を企てていたのです。

 この"特殊任務"には森本さん夫妻も賛同で、午前中いっぱいは最後の総仕上げとばかりにメドトレードをゆっくりと回り、抜け目や見逃しがないことをチェックすると3人で会場を後にしました。
 メドトレードの会場であるワールドコングレスセンターからワールド・オブ・コカコーラまで1.8Kmくらいでしたので、街並みを観ながら歩いて行きましたが、途中でどう見てもスラム街としか思えない一画に紛れ込んでしまい、3人とも顔を引きつらせながら足早に進みました。


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たったの100ドルで人殺しを引き受ける人がそこら中にいる国、アメリカ。昼間でも怖いものは怖いのです。特にビデオカメラやポーチといった金目のものを持った日系人ですから、通りにたむろする彼らのうちのたった一人でも"その気"になったら、私たちの人生はジ・エンドです。今思い返すと、もしかしたらスラムでも何でもなかったのかもしれませんが、次回のために地図に要注意地区としてチェックをしたことは言うまでもありません。

 そんなこんなで、無事ワールド・オブ・コカコーラへ到着したのですが、観光客でごった返しているかと思いきや、意外とがら空きでした。まぁ、シーズンオフのしかも平日なのですから、よく考えればそうかもしれません。
 もう一つの思い違いは、入場料がいるということです。世界有数の巨大企業であり、自社の広告宣伝的な意味合いの強い施設なのでてっきり無料かと思っていたのですが、ちゃっかり有料だったのです。ここまで来て引き返す訳にもいかず、6ドルを払って3人で入場しました。まぁ有料とは言ってもコカコーラ飲み放題ですし、話のネタになりますので良しとしましょう。

 入場するとまず3階までエレベーターで上がって、上から下へ見学していくのですが、まずはコカコーラの製造工場のミニチュア版があり、その周囲に開発と発展の歴史やあの独特な形のボトルの誕生秘話などが説明されています。


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私は若い頃から(今でも若いつもりですが・・・)コーラとかの炭酸飲料はあまり飲みませんでしたが、2階には世界各国で販売されているコーラが自由に飲めるコーナーがあり、利き酒のごとく"利きコーラ"をしてみました。
 国によって食文化が違うせいでしょうか、コーラの味も違うのです。日本で飲むコーラよりもアメリカ国内のコーラはもっと甘いですし、炭酸が強いもの弱いもの、苦味があるもの渋みがあるものと様々でした。

 1階はコカコーラグッズの専門ショップで、キーホルダーからグラスにTシャツ、縫いぐるみにマグネット等々1000種類以上の商品が販売されているとのことでした。

 時間にして約1時間ほどですが、コカコーラの歴史と発展に驚かせてもらいました。最後にコカコーラの清涼飲料水は、世界中で1秒間に約1万本も飲まれていると付け加えておきます。(びっくり!)