その打ち合わせと昼食時以外は、ひたすら会場内を廻っていました。昨日と合わせると何周したかわかりません。
しかし、毎度のことながら廻っても廻っても新しい発見をしてしまうのです。『あれ?こんな商品あったかな?見落としていたのでは・・・。』
と思い始めると、他にも見落としている商品があるかも、と恐怖に駆られてもう1周となってしまうのです。
雨宮さんが見つけたヒット商品にこんなエピソードがあります。物はどこにでもある歩行補助具。私もそのブースの前は何度も通ったのですが、特に気 にかけてませんでした。ところが、雨宮さんはそこに大きな違いを見つけたのです。従来の歩行補助具は自転車のようにレバーを握るとタイヤにブレーキパッド が押し付けられて止まるわけですが、それではタイヤが磨耗するとブレーキのききが悪くなるという問題点があります。ところが、雨宮さんが目を付けた商品は ドラムブレーキだったのです。車輪(プラスチックなど)の内側にブレーキパッドを押し付けるタイプなので、タイヤの磨耗に影響を受けません。その他にも 使ってみないと分からないようなところに色々な工夫がしてある優れもので、その商品開発の心意気もですが見つけた雨宮さんには感服します。ふつう25万点 の商品の中の、これまた何十種類もある歩行補助具の中から見つけます?そんな小さな違い。
その1件までは、私は例えば音声認識電動ベッドやコードレス昇降機みたいな、それ自体が珍しいというような商品ばかりを探していました。ですが、それ以来、目を皿のようにして場内をひた歩き『密かに差別化された既存商品』を"発掘"することを楽しみにしています。
話がまた逸れてしまいましたが、つまり何周廻ったとしても、1つでも見落としていた商品があったりそんな発掘をしてしまうと『他にも見落としがあるんじゃないかな』と、居ても立ってもいられなくなってしまうのです。
私が満足して展示会場を後にすることがあるとしたら、1周じっくりと廻っても、すべてチェック済みか興味のない商品であるという時ですが、残念ながらまだ一度もそんなことはありません。
悔しいのは、雨宮さんとホテルのロビーなどで見つけた商品の情報交換をするのですが、『西村さん、見ました?こんな面白い商品ありましたよ』と言われて、不覚にも記憶にない時です。しかも私にとってもおもしろいと感じる商品であった時はなおさらです。
もちろん私も応戦します。私が見つけた商品を『雨宮さん、見ました?こんな面白い商品ありましたよ』と言って、雨宮さんが『へぇー、どこにあったの?』。ここぞとばかりに『あれ?気付きませんでした?1500番くらいのとこですよ。』と反撃します。
私と雨宮さんの激しい闘いはこれからも続きます。(笑)