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海外道中記
TRAVEL DIALY
   

いざラスベガスへ (ラスベガス編)
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名残惜しくはありますが、25日10時30分過ぎにシャトーソネスタホテルを後にして空港へ向かいました。
 弊社社長は、次の訪問地シカゴへ向け旅立ち、私と美濃先生はラスベガスへ向けて旅立ちます。
 ニューオーリンズからミネアポリス空港を経由してラスベガス入りをするわけですが、大体7時間くらいです。



ph-v-26.jpgミネアポリス空港は、デトロイト空港などと並んで主要空港の一つですから警戒も厳しく、要所要所にはマシンガンを装備したMPが警備をしています。ここでの手荷物検査も厳しく、私がたまたま鞄に入れていたピンセットが引っかかり、なんと没収されてしまいました。
 係官にラスベガス空港で返却してくれるよう頼んだのですが、それはできないとの冷たい返事。
『そんなのおかしい。ナイフならともかくピンセットだよ』と抗議すると『先が尖っているから凶器になる。』の一点張り。そのうちMPに囲まれそうになったので撤退を与儀なくされました。

 その場を一度は離れかけたものの、やはりこの理不尽な扱いに腹が立ち『機内食用のナイフやフォークは鉄製じゃないか!』と言ってやろうと振り返ると190cmを超えるようなMPが立ちふさがり低い声で『何か用?』。思わず笑顔で『グッドラック!』と励ましてUターンしてしまいました。
 みなさんも、ここしばらくは手荷物に十分注意して下さい。


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そんなこんなで21時頃に宿泊するミラージュホテルに到着し、遅めの夕食をとりました。
 どのホテルにも自慢のレストランがあって、それらはほとんどバフェスタイル(日本で言うバイキング)です。
 蟹やサーモンなどシーフードから各種サラダ、数々の肉料理、卵料理、スープ、デザート等など数十種類のメニューが揃っています。
 流石にアメリカ中から腕利きのシェフを揃えているだけあって、あまり評判の良くないアメリカ料理の中ではピカイチです。
 泊まっているホテルだけでなく、毎食色々なホテルのレストランを廻るのがラスベガスの楽しみの一つです。 ところで、ラスベガスには世界最大のコンベンションセンターがあります。そこで毎年春にメドトレードウェストが開催されますが、その出展者情報を得ることができます(もっとも、ある程度のチャネルが必要ですが・・・)。規模的には出展者が500社程度と少なく、メドトレードをHCRとするとウェストは地方展示会のようなものです。
 わざわざその展示会を見るためだけに訪米するほどの規模ではありません(会社が許可してくれるなら喜び勇んで行きますが・・・)ので、メドトレード帰路のついでに情報収集しているのです。日本で例えばHCRには出展しないが、北海道や九州のメーカーで地元の展示会には出展するという企業があるように、ウェストはウェストで意外と掘り出し物を見つけるチャンスがあるのです。
 
 ラスベガス滞在中の主業務は、このコンベンションセンター日参と飛行機で一時間くらいのロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルなどの海外取引先との商談ですが、内容的には皆さんにとって退屈であることと弊社の機密事項(そんな大層じゃありませんけど・・・)にあたりますので、メドトレードショーの付録らしくラスベガスの楽しい話だけを掲載させていただきます。




   

 -豆知識:ラスベガスの街って? (ラスベガス編)

 ここ数年ラスベガス人気は日本でも急激に上昇しています。私は98年に初めて行きましたが、それまでは『ギャンブルの街』『怪しい』『危険』なんていうイメージがあって、喩えて言えば生まれて初めてパチンコ店に足を踏み入れるような、お化け屋敷に生まれて初めて入るような、そんな感じでした。


 ところが、いざ到着してみるとその明るさと健全さで一瞬にしてファンになりました。

 確かに昔はギャングが支配していたそうですが、現在は一流の経営者達と州・都市が一体になって運営されているので治安面でもかなり安全です。

 ホテル内は品の良いジャケットを着こんだ警備員がそこら中にいますし、夜間エレベーターに乗るには部屋のキーを見せなければいけません。つまりお客以外の人は客室にいけないのです。もちろんエレベーター内をはじめ、いたる所に監視カメラが設置されています。

 ホテルの外も24時間昼夜を問わずたくさんの人で賑わっていますので、人のいない裏道に入っていくなどは言語道断として、日本にいるより少しの注意を払う程度で、それほどビクビクする必要はないでしょう。

 

 時差はマイナス17時間です。例えば日本が正午だとすると、ラスベガスは前日の午後7時です。
時差で気を付けたいのは、4月の第1日曜日から10月の最終土曜日まではサマータイムということで時計の針を1時間進めるということです。つまり日本との時差がマイナス16時間になります。運悪くサマータイムになる日や逆に通常タイムに戻る日が日本に帰る日だったりした時に、飛行機の時間に間に合わなくなったという旅行者が必ず出てきます。街中の時計はいちいち直しませんので、自分でしっかり覚えていないと自分では予定通りのつもりで空港へ行ったら飛行機は飛んでいってた、なんてことになってしまいます。

 

 気候的にはラスベガスは日本で経験できない砂漠気候です。つまり、昼夜の温度差が激しいということです。
夏はだいたい4月から10月くらいですが、特に7月や8月あたりは日中の気温が40度を超えることもありますので、必ず帽子やサングラス、日焼け止めが必要です。あと、湿度がとても低いので、特に女性は保水性のケアが必要です。

 砂漠のど真ん中に位置するだけあって、雨はほとんど降りません。私は今まで5回、トータル30日間くらい行きましたが、雨が降ったことはありません。様々な趣向を凝らしたプールのあるホテルもあり、あたかもギリシャやイタリアへ、はたまた無人島へ来たかのように私たちを楽しませてくれます。夏シーズンに行かれる方は水着もお忘れなく。

 電圧についてですが、日本で使っている電化製品はそのまま使えます。コンセントの差し込み口は3つ穴ですが日本の2ピンプラグでも使えます。コンピューターなどの精密機器を使う時やどうしても心配な時は、ホテルで貸してくれるので変圧器を使うと良いでしょう。

 ラスベガスは、街全体がディズニーワールドみたいなものと思っていいです。
代表的なホテルはすべて見るだけでも楽しい外観ですし、ホテルによっては毎晩繰り広げられるアトラクションも豪快です。
 ホテル毎に様々な工夫がされており、例えばホテルの外周をジェットコースターが(何十階の高さなので、結構スリルがあります)が走ったり、ホテルの中が遊園地になっていたり、数億円かけたフラワーパークや美術館がホテル内部にあったりと、子供から高齢者まで誰でも楽しめます。
 
 ショッピングもミラージュホテルの横から入る『フォーラムショップス』などは古代ローマ風の景色を再現しており、ただ歩くだけでも十分楽しめます。もちろん、ブランド専門店もいたる所にありますし、買い物ツアーを申込めば観光バスで大型アウトレット店まで連れていってくれます。アウトレット店はとにかく安いです。地元の人が買い物をする、日本でいうユニクロの超大型複合店みたいなものです。

 

 そんなこんなで、まだまだ言い足りないことだらけですが、ラスベガスの良さを知っていただこうと思うとそれだけで本になってしまいますので、この場では本当にさわりだけにさせていただきます。
念の為に申し上げますが、私は自称ラスベガス観光推進部長ですので、ついついオーバーに書いている危険性があります。

 

 もしも行ったことがある方は、ラスベガスの良いところ、悪いところ何でも結構ですので、メールやファックスでご投稿下さい。




   

 -豆知識:ラスベガスのホテルって? (ラスベガス編)
ph-p-39.jpgメインストリートに並ぶホテルは、どれもこれも見ているだけで楽しいデザインです。巨大ピラミッドがそのままホテルになった『ルクソール』や自由の女神や証券取引所など半世紀前のマンハッタンの街並みがホテルになった『ニューヨークニューヨーク』、凱旋門やエッフェル塔(実際の2分の1ですが、それでも50階建てくらいの高さです)を再現した『パリス』などなど話題に事欠きません。

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しかも、ホテル内部もすべてそのテーマに沿って作られており、例えばベネチアンホテルは内部に水の都ベニスさながらに運河が巡り、船頭さんが漕ぐゴンドラ(日本の渡し舟のようなものです)が客を乗せて行き交います。両サイドのお店やレストランももちろんベニス風ですし、ゴンドラを漕ぎながら『オー・ソレ・ミオ』などカンツォーネを聴かせてくれる船頭さん(ゴンドリエ)は、狭き門を突破してきた喉自慢です。『ルクソール』のピラミッド最頂点から照射されるサーチライトは世界一の明るさで、16,000メートル離れた所でも雑誌が読め、その内部は世界一大きなアトリウム(82万立米)だとか・・・。

ph-p-24.jpgまあ、とにかく凄いことづくしのラスベガスですが、ホテルの大きさも並外れており客室3,000室なんてざらで、ベネチアンに至っては2002年末で6,000室以上と世界最大のホテルになります。帝国ホテルやニューオータニの客室がそれぞれ1,059室と1,612室ですので、そのとてつもない大きさはお分かりいただけると思います。ちなみに、世界12大ホテルのうちなんと11ホテルがラスベガス中心地にあるそうです。  大き過ぎる欠点をあえて申し上げますと、よほど離れるか広角レンズを使わないと写真に収まらないことと、待ち合わせの時間に遅れることです。例えば誰かとホテルのロビーで待ち合わせをしたとします。普通なら部屋を10分前くらいに出れば十分に間に合いますが、下手をすると20分以上かかることがあります。巨大ホテルの1階は当然ながら物凄い面積ですが、そのかなりの部分をカジノが占めています。同じような風景(カジノから簡単に出られないよう、意図的に迷路化しています)ですので、ほとんどの人はカジノ内で迷子になってしまいます。

ph-p-27.jpgまた、隣のホテルロビーで待ち合わせ、なんてことになると事態はより深刻です。建物が巨大なのですぐそばにあるように見えますが、実際には1キロ近く離れていることもあります。歩いても歩いてもいっこうに距離が縮まらない、まるで富士山を目指しているようなものです。ホテル間の移動の際は予め距離を調べておくことが大事です。私もミラージュホテルからすぐ近くに見えたMGMホテルまで歩いていって、1時間かかったことがあります。後で聞くと実際の距離は2キロくらいありました。(笑)

 余談ですが、ホテルの窓は絶対に開きませんし滅多なことでは割れないガラスを使っています。また、洗濯物を干すようなロープなども原則として備え付けていません。自殺の引き金になるようなものを徹底的に排除しているのです。



   

トレジャーアイランドで海戦見学 (ラスベガス編)
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ラスベガスというとカジノを想像されるかも知れませんが、実際はそれだけではありません。私が新婚旅行で来た時にはカジノを全くしない妻も大満足したように、とにかく街中が観光地みたいなものです。詳しくは豆知識『ラスベガスの街って?』に書いていますが、各ホテルが趣向をこらしたアトラクションを365日休むことなく開演しています。
 今夜は初日でしかも到着したばかりということで、取りあえず隣のトレジャー・アイランドホテルのアトラクションを見に行くことにしました。このトレジャー・アイランドのアトラクションは、数あるアトラクションの中でもベスト3に入るもので、海賊とイギリス海軍の海戦をスタントマン兼役者が演じています。毎回、大量の火薬を使いユニバーサルスタジオ顔負けの迫力で観客を魅了します。



ph-p-25.jpg次回開演の10分前くらいに着きましたが、それはそれは凄い人込みです。その人込みを掻き分けて、美濃先生となんとかベストポジションに最も近いところへ移動、アトラクションの始まるのを待ちます。
 トレジャーアイランドホテルの正面は、港や船の修理工場、職人の家、酒屋など18世紀の街並みを細部まで見事に再現しており、これらの内部は実際にレストランや喫茶店になっているので、中からアトラクションを見学することもできます。しかし、個人的には爆発する轟音や炎を肌で感じることのできる屋外での見学の方がお勧めです。


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さて、いよいよアトラクションが始まりました。海賊に降伏を呼びかけるイギリス軍将校とそれを断る海賊のキャプテン。
 イギリス軍艦が一斉に砲撃を開始します。海賊船のマストや横腹に次々と被弾し、海賊船はあっという間に火に包まれます。海賊たちも一人また一人と海に爆風に吹き飛ばされ、最後はキャプテンだけになってしまします。
そこでキャプテンがとった行動は?後は見てのお楽しみです。


ph-v-34.jpgとにかく使う火薬の量が半端じゃありません。観客である私たちの髪の毛が燻りかねないくらいの熱風が襲いかかり、日本じゃあ消防署が絶対に許可しないだろうなというほどです。台詞はもちろんすべて英語ですが、英語が分からなくても全く問題ありません。毎晩90分間隔で5回から6回開演していますので、是非ご見学下さい。もちろん無料ですしビデオ、カメラ撮影もOKです。



   

フォーラムショップスへ (ラスベガス編)
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コンベンションセンターで一仕事を終えると、美濃先生と合流しブランド専門店やレストラン、雑貨店などが並ぶ『フォーラムショップス』へ行きました。ミラージュホテル横に入り口があり、そこを抜けるとモール内は正に古代ローマの街並みです。天井には雲の流れる大空が広がり、時間と共に色が変わります。うっかりすると屋内、それも地下にいることを忘れてしまいます。


ph-v-29.jpgフォーラムショップス内でもアトラクションをいくつか見ることができます。街並みが古代ローマ調であることは前述の通りですが、いたる所に神話に出てくるような戦士や女神などの彫刻があります。歩いて最初の広場の中央にも酒の神バッカスがドーンと座った5mから6mくらいの像がありますが、毎正時になるとこのバッカスが突然喋りだし、アポロンやビーナスを誘って楽しいパーティーを始めるのです。



ph-p-30.jpgずっと奥の広場では3人の神々による火と水のショーが、やはり毎正時に始まります。すべて彫像が動いたり喋ったりするのですが、その動作や口の動きは実際の人と寸分違わず、まるでCGを駆使した映画を見ているようです。この神々のショーでもやはり火と水をふんだんに使います。ショーの行なわれる舞台下は20万リットルの巨大水槽で、中には650匹以上の様々な色をした美しい熱帯魚が泳いでいます。これらの広場は待ち合わせ場所に最適です。

 ところで、このフォーラムショップスは面積あたりの売上高が北米最高というエリートショッピングモールですが、東京お台場にオープンしたヴィーナス・フォートはなんとこのフォーラムショップスを模したもので、構想段階ではずいぶんと関係者が見学に来たそうです。




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ラスベガスに来るとフォーラムショップスに行くということが私の定番メニューの一つですが、フォーラムショップスへ行くと『プラネットハリウッド』で食事をするというのも定番メニューです。プラネットハリウッドは略してプラハと言いますが、A.シュワルツェネッガーやS.スタローン、B.ウィルスなどハリウッドの豪華スターが共同経営しているレストランです。映画の撮影に使った衣装や小物、模型などが店内いっぱいに飾られ、映画ファンには見逃せないお店です。


ph-p-28.jpg料理はどちらかというと若者向けですが、手頃な価格でボリューム満点です。ホノルルやニューオーリンズ、アトランタ、オーランドなど私が出張や旅行で訪問した都市にはすべてありましたが、このお店で必ず買って帰る土産はTシャツやポロシャツです。ラスベガスで買えば『Planet Hollywood LASVEGAS』というように各都市の名前がロゴに入るのです。プラハは日本ではあまり知られていませんが、中には世界中のプラハのTシャツを集めることにはまってしまっている熱狂的なファンも多くいるそうです。

実は私もニューオーリンズプラハのポロシャツを神戸で着ていて、突然アベックに『えー!行ったんですかぁ?いいなぁ!』と声をかけられてびっくりしたことがあります。何でも新婚旅行でホノルルのプラハへ行ってから病みつきになり集めているものの、ニューオーリンズのような日本人にとってマイナーな都市には行ったことがないので、とても羨ましかったそうです。『今度行った時に買って来てあげるよ』と言うととても喜んでくれましたが、いつになるやら・・・。そもそも連絡先を聞くのを忘れてました。(笑)

   

エッフェル塔から見下ろすラスベガスの街 (ラスベガス編)
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27日土曜日の夕食は、美濃先生と待ち合わせてパリスホテルへ行きました。パリスホテルが映えるのはやはり夜です。凱旋門にエッフェル塔、それにホテルそ のものがライトアップされ、正に芸術建造物です。美濃先生は、日本褥瘡学会屈指のカメラマニアとしても有名で、このような美しい被写体に興奮されないわけ はありません。撮影に夢中でなかなかパリスホテルに入れません。角度を変え、露出を変え、シャッタースピードを変えと大忙しです。もっとも、私は私でビデ オマニアですので、同じように撮影に夢中になっていましたが・・・。

 パリスホテルのバフェもミラージュやベラッジオと同様に味、種類、雰囲気ともに有名ですが、エッフェル塔見学のカウンターを覗くと幸運にも待 ち時間がほとんどなかったので、先にエッフェル塔を見学することにしました。普段は行列ができていて30分や1時間待ちが当たり前ですが、こんなこともあ るのです。

ラスベガスのエッフェル塔は、高さ165mと実際の約2分の1のサイズですが、それでも50階建てくらいの高さがあります。
エレベーターで一気に上まで行きますが、その間に陽気なエレベーターガール(おばさまですが・・・)が先ほどの高さや歴史のことなどを説明してくれます。ちなみに、この説明を聞いていて気付いたのですが、エッフェル塔は英語では"アイフェルタワー"と発音するようです。



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エッフェル塔の展望台までエレベーターで上ると目に飛びこんだのは、ネオンや看板、ライトアップされたホテルなどラスベガス中心のすべてです。中心地から 離れたストラストフィア・タワーから見ても綺麗ですが、中心地から見る景色も格別です。エレベーターを中心にぐるっと360度見て回ることができ、もちろ ん金網を張っていますが要所要所にはカメラ撮影用に20cm四方くらいの窓があります。ちょうどベラッジオホテルで噴水のショーをしていますが、上から全 体を見るとそのスケールの大きさには改めて感服します。各ホテルも下から見上げても巨大ですが、上から見下ろすと人や車などとの大きさの比較ができるの で、その巨大さにため息がでます。9時から深夜1時まで上ることができ一人10ドルくらいです。帰りたくなったらエレベーターで降りれば良いので、逆に言 うといたければいつまででもいて良いということです。


ph-p-34.jpg私は神戸に住んでいますので、六甲山で"100万ドルの夜景"をいつでも見ることができますが、一味違った夜景を堪能することができました。夜景を楽しん だ後は夕食ですが、バフェはパリスホテル内ショッピングアーケードの中にあります。パリの古い街並みを再現したこのアーケードは石畳を敷き詰め、やはり頭 上には青空が広がっています。道を照らすガス灯といいそれぞれのお店で働く店員さんといい、パリに行ったことのある人は懐かしく、行ったことがない人は憧 れを抱くこと間違いなしです。そうそう、そう言えば芸術のパリらしく絵描さんもいました。再現された古い街並みをそのまま描いているというのも考えたら可 笑しな話ですが、土産に買って帰っても『パリで買った』が通用する出来映えです。もっとも、パリのどこ?と聞かれたら辛いものがありますが・・・。


ph-v31.jpg私は、もっぱらミラージュとベラッジオばかりでパリスには泊まったことがありませんが、『ジュビリー!』というショーがあります。
 予約制のショーで2時間弱くらいらしいですが、私はまだ観たことがないので詳しくはガイドブックを参照してください。パンフレットで見た限りでは、70 数人のトップレス美女チームのダンスに始まって、音楽とマジックを混ぜたミュージカルマジックが豪華な設備や衣装、仕掛けと共に披露されるそうです。もち ろん、宿泊客以外でも観ることができますので、宿泊しているホテルのコンシェルジェに頼むと予約をしてくれます。

   

ベラッジオホテル探索 (ラスベガス編)
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夕食後は、美濃先生と睡眠時間を削ってでもラスベガスを満喫しよう(私だけかも知れませんが)と、ベラッジオホテル探索と噴水ショーを観に行きました。べ ラッジオは98年の開業以来、今やラスベガスでも最も人気のあるホテルで、建築費は史上最高の2,000億円以上とのことです。噴水ショーが行なわれる自 慢の池は、全敷地の半分近くの面積を占めており、1,000以上のノズルから噴射される水がまるで生き物のように音楽に合わせて様々なカーブを描きます。 レパートリーは数曲あるようですが、それぞれの曲の山場で打ち上げられる最高で70m以上の高さの噴水は圧巻です。このショーもやはり背景にベラッジオが ライトアップされる夜がお勧めです。
 トレジャー・アイランドの海賊船バトルと違ってどこからでも観れますので、場所取りのために時間を使う必要はありません。


ph-p-37.jpgベラッジオのロビー天井は、一面を約1,800もの花のガラス細工で覆われていますが、私の記憶が確かならそのガラス細工だけで二億円くらいかかっているらしいです。




ph-p-38.jpgロビーの奥には花壇コーナーがありますが、花壇というより大邸宅の庭といった感じです。生まれて初めて見るような花から日本でも馴染みのある花までがその贅沢な空間を飾っています。
 この花壇に隣接する名画ギャラリーは、有料(10ドルくらい)ですが一見の価値ありです。開業当時は、あの有名なゴッホの『農婦』やモネの『睡蓮』など数百億円もする名画が飾られていたそうで、世界一ゴージャスなホテルらしい優雅なコーナーです。


ph-v-36.jpgところで、ベラッジオで行なわれるショーステージは『O』ですが、これはラスベガスで最も人気のあるステージ で、数ヶ月前から予約をしていないといけません。残念ながら私もまだ観たことがなく、次回にラスベガスに行く時は半年前に予約をしておくつもりですので、 幸運にも観ることができればご報告します。

Oはゼロではなく、フランス語で水を意味するオーです。その名の通りステージはプールになっており、70数名のスイマーが繰り広げる水上のサー カスです。建設に100億円以上かかったステージと世界の一流スイマー達によるショーは、90分間皆さんを幻想の世界に案内してくれます。なんて観たこと もないのにお許し下さい。(笑)
最近はラスベガスを特集したテレビ番組も多いですから、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、このスイマーの中には92年バルセロナオリンピックの銅メダリスト奥野史子さんもいます。メンバーはすべてオリンピック級のスイマーばかりらしく、人気が高いのも頷けます。

 ベラッジオのショッピングアーケードはそのホテルの豪華さの通り、一流ブランド専門店がずらりと勢ぞろいしていま す。私の失敗談から言いますと、このホテルのアーケードには嫁さんや恋人と来てはいけないということです。とにかくブランド店のはしご状態になってしまっ て、あまりウィンドゥショッピングを得意としない我々男性陣には苦痛です。そればかりか、ハンドバッグや服でもねだられようものなら日米の往復航空券くら いのお金はすぐに飛んでいきます。

 店員さんがみだりに話しかけてきたりはしないですが、こちらから声をかけようものなら『これはまだ日本では販売されていません。今なら注目の 的ですよ』と女性心理を巧みにくすぐります。そうです、各ブランドはこぞって最新のモデルを投入してきているのです。悪いことは言いません。奥方や恋人が ベラッジオのショッピングアーケードに行こうと言った時は、急用を思いつくか体調を崩して下さい。(笑)

 最後にベラッジオホテルの注意点ですが、18歳未満の立ち入りはできません。例外として宿泊客やOの予約客などの場合のみ大人同伴で認められます が、それ以外は前述の温室やショッピングアーケードすら入ることはできません。家族で訪れる人が急増中のラスベガスで意外ですが、私の知る限りここまで徹 底的に未成年者に排他的なのはベラッジオだけです。



   

最後のカジノ決戦! (ラスベガス編)
結局夜中の1時くらいまでベラッジオの探索をしていましたが、ようやくミラージュホテルまで戻りました。明日27日の朝の便で帰国ですので、考えた結果私は徹夜することにしました。ラスベガスからロサンゼルス経由で成田まで帰り、成田から伊丹まで飛んで空港バスで神戸までという思い出したくないような長い帰路が待っていますので、いっそ徹夜して飛行機では熟睡しようと思ったのです。
 そうと決まれば眠い目をこすってシャワーを浴び、荷物も整理して万全の体制で最後の決戦に臨みます。

 私は初めて新婚旅行でラスベガスに来た時に5,000ドル(当時のレートで60万円くらいです)を当て有頂天になっていましたが、いわゆるビギナーズラックというやつで、以来今回を含めて4回の訪問ではいずれもチャラか少しの負けばかりです。理由は簡単で、多少勝っていた金額を最後の最後に一攫千金を狙って高額スロットに投入するからです。ですからチャラになるべくしてなった訳で、悔しいと感じたことはありません。日頃パチンコもほとんどしない、宝くじも年末に10枚買うだけ、こんな私がカジノに惹かれるのはこれもラスベガスの魔力でしょうか。しかし、美濃先生や私の妻のように一切カジノをしない人もいるので、やはり私のどこかにギャンブル好きの性格があるのかもしれません。

 このような場でカジノの説明をするのもなんですが、ご興味のない方は読み飛ばして下さい。
各ホテルのカジノには広い敷地のどこかにカウンターがありますので、まずはそこでスロットゲーム用のカードとテーブルゲーム用のカード両方を発行してもらって下さい。スロットゲーム用のカードは、スロットゲームをする時に機械に差し込むとゲーム数や金額に応じてポイントが付きます。テーブルゲーム用のカードはテーブルゲームをする時にディーラーに見せると遊んだ時間に応じてポイントが付きます。
 ポイントには有効期限も会費もなく、ある程度貯まると一割の現金が戻ったり宿泊が特別料金になったりと特典があります。このカードの嬉しいのはこちらが勝っていてもポイントが加算されることです。要は遊んだ時間が長ければ長いほどポイントが付くということです。

 初めて外国人に混じってテーブルゲームをするのはとても勇気がいりますが、余程ギャンブルが嫌いでなければ、是非トライして下さい。そして英語が話せなくても身振り手振りでコミュニケーションをとってみて下さい。例えばブラックジャックなら、同じテーブルの誰かがブラックジャックになった時や、ディーラー(親)が21オーバーをしてみんなが勝った時などに『イェーイ!』と歓声を上げるだけで、陽気な外国人の仲間入りができます。たまたま同じテーブルに座った、そんな人たちが意気投合して時間を共有する、これこそラスベガスの最大の魅力です。

 ただし、自制心だけはしっかりもっておいて下さい。例えばミラージュホテルには約2,700坪のカジノ場に150台近くのテーブルゲーム、二千数百台のスロットマシンがあります。それだけカジノでの収益が大きいということです。カジノには、お客がより多くのお金を使うように様々な"仕掛け"があります。そのいくつかをご紹介します。

  • テーブルゲームは現金ではなくチップを賭けますが、これは金銭感覚を麻痺させるためです。一回のゲームに現金で一万円賭けるというと勇気がいりますが、100ドルチップ一枚だとついつい賭けてしまう客もいるのです。
  • 時計など時間に結びつくようなものは一切ありません。ですから何時になっても『そろそろ寝る時間だ』と気付きません。
  • カジノ場からは、ほとんどの場合外が見えません。日の光などで時間の経過を気付かせないためです。
  • 自動販売機が一切ありません。煙草でも飲み物でもカジノでどうぞ、と誘っているのです。チップ1ドルで何でも無料で持ってきてくれます。ただし、持ってくるまでの4、5分はその場から離れられないので、ついついゲームをしてしまいます。
  • 1,000ドル以上の当たりが出ると係員が現金を持ってきてくれるまで10分くらいかかりますが、その場を離れられないのでついつい隣近所のスロットでお金を使ってしまいます。

と、まぁこんな感じですが、かなり主観が入っていますのでご参考までに。 

 最後に、いかに防犯対策がとられているとはいえ、カジノ専門の置き引きはいるようですので、貴重品は横や床に置かず必ず身に付けておいて下さい。最も多いのは床に落ちたコインを拾おうとして屈んだ一瞬に鞄ごと置き引きされたという手口で、あるいは一人が落として気を引かせておいて相棒が取るということがあるかもしれません。警備員がそこら中にいますので、ナイフで脅してや殴ってなどという手口のない替わりに敵はその一瞬の隙を我慢強く狙っています。

 余談ですがカジノ最終決戦の結果は、スロットで土壇場の逆転ホームランが出て勝ち越しました。
ここ一番の勝負運に強いと自画自賛してしまいます。(笑)





   

本拠地ミラージュホテル (ラスベガス編)
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他のホテルのことばかり書いて肝心のミラージュのことを書いていなかったので、慌ててご紹介します。
 ラスベガスは90年代に入って急速にテーマホテル化していったのですが、ミラージュホテルはそのパイオニア的存在です。



ph-p-23.jpg火山噴火のアトラクション、ホワイトタイガーが闊歩する庭、熱帯魚が優雅に泳ぐフロントデスク、ホテル内を覆う熱帯雨林などなど、現在のラスベガスの原点 はすべてミラージュホテルにあります。特に莫大なコストをかけて作った火山噴火のアトラクションは、後のトレジャー・アイランドやベラッジオのアトラク ションへと受け継がれています。地元タクシーの運転手さんによると、もう20年くらい走っているそうですが『ミラージュがなかったら今のラスベガスはな かった』と言いきっていました。ここ数年に完成したホテルは、確かによりすばらしい設備とアトラクションを備えておりミラージュは目立たなくなってきてい ますが『砂漠の蜃気楼』、そんなミラージュが私は好きです。



ph-p-35.jpgミラージュのショーステージは『ジークフリート&ロイ』という二人のマジシャンによる劇的マジックです。ホワイトタイガーが一瞬で消えたり、ステージで消 えたジークフリートが5秒後には高さ数十メートルから現れたりといったマジックに加えて、多くのダンサーを交えた劇になっています。1990年の公演以来 ほぼ毎日の公演を行ない、年間40万人の人を楽しませ約50億円の興行収入があったそうで、ベラッジオの『O』と並んで、ラスベガス二大トップステージの 一つでした。







ph-v-37.jpg『でした』と過去形になっているのには訳があります。
実は2003年10月3日、私が6回目のラスベガス訪問の前日に、あろうことかホワイトタイガーがロイ・ホルンさんの首に噛みついてしまったのです。一命 は取りとめましたが、大量出血のため心臓発作を起こし2度の緊急手術を受け、一時は危篤状態だったそうです。『ホワイトタイガーが興奮して飛びかかった』 という観客の"証言"もありますが、ジークフリートさんは『ステージで転倒したロイを心配したモンテコア(7歳のホワイトタイガー)が、親猫が子猫の首を 咥えて運ぶようにロイを舞台裏に連れて行った。人間にはトラのように分厚い毛皮がないことと、自分の噛む力が凄い力ということが分かっていなかったので、 このような事故になった。もしもロイを殺すつもりで噛んだのであれば簡単に殺せたはずだ』というようなコメントを発表しています。


このショーをあまりの楽しさに2度も観た私としては、ジークフリートさんのコメントがモンテコアの"本心"であって欲しいと思いますが、いずれにしても公 演は終了で再開の可能性はなさそうです。ジークフリート&ロイショーに替わるショーはあり得ないのでは?という悲観論が全米を揺るがしました。日本でも ニュースなどで報道されたそうですので、ご記憶の方も多いと思います。熱烈なファンの一人として、ジークフリート&ロイがどこかで復活しているのかどうか と、重大な過ちを犯してしまったかもしれませんがモンテコアの処分が寛大であったかどうかが未だに気掛かりです。。


ph-p-22.jpg場所的には現在のラスベガスの中心地にあり、歩いて行ける範囲にベラッジオ、トレジャー・アイランド、パリス、ベネチアンなどの豪華ホテルとフォーラム ショップスがあります。ニューヨーク・ニューヨークやルクソールなどもユニークで良いホテルですが、中心地までは徒歩で行くには勇気がいる距離にあります ので、中心地のホテルに泊まってそこを基点にホテル巡りをするというのがお勧めです。





   

地上112階にある絶叫マシン (ラスベガス編)
今回は行けませんでしたが、以前に行った中でご紹介するのに相応しい観光スポットがあります。それはひときわ高くそびえたつ『ストラストフィア・タワー』です。
 ラスベガスで最も背が高いストラストフィア・タワーは、その112階に世界で最も高いところにある恐怖の乗り物があります。タワーの外周を廻るジェット コースターと垂直に猛スピードで打ち上げられるフリーフォールですが、この『ビッグショット』と名付けられたフリーフォールは本当に強烈です。

 その昔、趣味で車のレースをしていた私(一応、国際クラスまで上りました)は、サーキットで時速150キロ近くでスピンアウトしてもびくとも しない図太い神経の持ち主でしたが、生まれて初めて乗り物で絶叫してしまいました。普通のフリーフォールなら上までゆっくり上がってから落ちるだけです し、下を見れば地面は見えます。しかし、想像してみて下さい。下から猛スピードで上昇して頂点を境に今度は急降下する恐怖を・・・。しかも、下を見ると 110階以上の高さです。大型観光バスですらゴマメのようにしか見えません。
 究極のスリルを味わいたい方は一度チャレンジを。ただし、実際に乗る人よりも、白目をむいて失神状態の人を指差して大爆笑するだけして帰ってしまう人の方が圧倒的に多いことを申し添えておきます・・・。

 ストラストフィア・タワーにも、もちろんカジノやショッピングアーケードはあります。ここも行くのはやはり夜です。109階の屋外展望台から見る 夜景は、パリスのエッフェル塔のように中心地から見る夜景とは違い、ラスベガスを外側から見る夜景ですので違った趣があります。また、109階にあるレス トラン『トップ・オブ・ザ・ワールド』は100分で360度一周しますので、夜景を見ながらの洒落たディナーにはもってこいです。





   

初めて実感したテロの影響 (ラスベガス編)
こうして、あっ!という間に8日間のアメリカ出張は終わりを迎えるのですが、一ヶ月前に未曾有のテロ事件があったことを忘れてしまうほど平穏な滞在 期間でした。しかし最後の最後になって、ラスベガス空港でテロ事件の影響を受けることになります。とにかく手荷物チェックが物凄かったのです。

 航空会社のチェックイン前に荷物検査を受けなくてはいけないとのことで、スーツケースを引きずって即席検査場へ。
とにかく洗いざらいといった感じの検査です。中のものをすべてテーブルに出されて、スーツケースの裏生地に始まって洗面用具、土産物、着替えなどは下着の1枚1枚に至るまで入念にチェック。
 これが衝立も何もない所でするので、可哀想なのは女性です。カメラなどは実際に撮影できるかどうか調べる念の入れようです。

 おまけに検査が終わると、荷物を出しっぱなしのまま『OK』の一言を残して検査官は去って行きます。フランス人らしき人が文句を言うと、手当たり 次第に詰めこんで蓋が閉まらないとみるや、膝で全体重をかえて無理やり閉めてしまいました。それを見ていた私が『自分で詰め直すから』とせっかくの"サー ビス"を辞退したのは申し上げるまでもありません。
 場合が場合ですのである程度厳重な警戒はやむを得ないと思いますし、その上で訪米しているのですから我慢もできますが、せめて男性は男性の検査官、女性は女性の検査官が調べてくれることと、いくら即席検査場とはいえ衝立くらい付けてほしいものです。