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●監修● 美濃良夫 (阪和泉北病院 副院長) 阪和第一泉北病院副院長。ABCラジオやテレビ朝日等に多数出演中。 ![]() |


床ずれのよくできる部位は、個人差はあるものの大体決まっています。それは、『骨の突出がある』『体重がかかる』『皮下脂肪が少ない』、あるいは『ズレが生じやすい』などの部位です。
※図で表示されている矢印は、床ずれのできやすい部位ですので、特に注意して初期の段階で床ずれを見つけるようにしましょう!


体位交換とは、体の向きや姿勢を変えることです。人は、起きている時はもちろん、眠っている時も無意識に寝返りをうって、体の一部に圧力が長時間かかることを避けています。しかし、寝たきりや車椅子の人は、この体位交換ができないか、できたとしてもかなり制限されてしまいます。
通常、床ずれ予防には、2時間に1回の体位交換が必要とされていますが、健康状態などの要因によっては、更に短い時間での体位交換が必要です。
今でも寝巻きやベッドシーツに硬い素材が使われたり、ひどい場合は、のり付きでぱりぱりになっていることがあります。また、寝巻きのしわは湿ると硬くなります。
『硬い』ことは、床ずれができる原因となりますので、その素材には注意が必要です。縦横いずれかに伸びる柔らかい素材のものを、ベッドシーツの場合はきつく巻き込まずゆったりと、寝巻きの場合は体格に合ったものをしわができないように装着するとよいです。
◆中心部がくり抜かれているので、円座周囲の狭い面積で重量を支えなければならず、局所的に圧力がかかる。
◆中心部の皮膚が周囲に引っ張られてしまうので、ズレと圧迫が生じるだけでなく、血液の流れも阻害してしまう。
◆床ずれはある程度進行すると、床ずれ部位ではなく周囲に痛みを感じるので、本来中心部に床ずれの部位がくるようにしていたのを、患者が自分で位置を動かして、床ずれ部位を円座の周囲に当ててしまう。
◆円座を正しく床ずれ部位に当てようとすると、動きが制限されてしまう。


日本人は非常にお風呂好きです。床ずれができていると、入浴はよくないと思われがちですが、全身状態がよければ、医療用のフィルム材などで床ずれ部位を密閉して、できるだけ多く入浴したほうがよいのです。軽い発赤なら、密閉も必要ありません。また、粘着テープを使って密閉する時は、テープが床ずれ部位とその周囲にかからないように注意が必要です。
入浴は、皮膚の清潔を保つ上、血行をよくしますので、床ずれの予防や治癒に大きな効果があります。



床ずれ予防具として、国内では最も普及しているエアーマットですが、十分に研究して開発されたものからビーチマットにポンプがついた程度のものまでさまざまです。エアーマットを選ぶときは、少なくとも次の5点をチェックする必要があります。