海外道中記
 -豆知識:メドトレードショーとHCRってどう違うの?
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メドトレード(MEDTREDE)は、福祉・介護の展示会としては世界最大規模の展示会です。
日本で最大の福祉機器展示会は、毎年秋頃に開催される国際福祉機器展(HCR)ですが、来場者数はHCRが圧倒的に多いものの出展者数ではHCRが600数十社なのに対してメドトレードは約1200社と倍くらいの規模になります。出展者も世界約80ヶ国からエントリーがありますし、展示商品も約25万点と豊富(会場が広くて見学者泣かせでもありますが)です。


ph-p-3.jpgHCRとの大きな違いは、主観ですが国の内側に向いているか外側に向いているかだと思います。
つまり、メドトレードに出展する企業はアメリカ国内での普及も念頭に置いているでしょうが、それよりも世界に向けた情報発信にメドトレードを利用しているように感じます。アメリカを舞台に日本やフランス、オーストラリア、アジア諸国などに販路を探しているのです。私たち来場者もアメリカの企業や製品だけを探しにメドトレードに行くのではなく、メドトレードであれば世界中の福祉機器展示会を見て廻るのと同じくらいに国際的だから毎年訪問するわけです。


ph-p-4.jpgそれに対してHCRは、どちらかというと日本国内に向けた情報発信、販路の構築ではないでしょうか。
出展する日本企業はもちろん海外企業も、ほとんどはHCRでフランスやアメリカの企業と商談しようとは思っておらず、あくまでも日本国内へ向けた販売を目指して出展していると思います。

 この違いは出展商品にも大きく出ています。海外の主だった展示会で日本企業が出展していることは非常に珍しいことです。皆無と言ってもいいかもしれません。商品を開発する時に、国内だけでの販売では販売数量は限られたものになります。ですから車椅子やベッドなどある程度の販売数量が見込めるものは設備投資をしてでも開発をしますが、値段の安い(利益の低い)商品や少数の人たちのための商品(半身麻痺、リウマチの人用など)は、利益が見込めないのでなかなか商品化できないというのが現状です。

 ところが、アメリカを始め欧米各国の企業は、開発時点で国内販売だけでなく輸出も考えていますので、日本企業ができない安い商品や少数の人たちのための商品開発ができるのです。
そのため、メドトレードなど海外の展示会の出展商品の中には『こんなものまであるの?』『こんな調整もできるの?』っていうような商品がたくさんあります。
私たちのような貿易系の業者は、そんな素晴らしい海外の商品を日本の消費者の皆さんにご紹介するために存在しているのです。(宣伝みたいでごめんなさい。)



ところで、朝食はホテルのレストランでバフェスタイル(日本でバイキングと言われるあの取り放題、食べ放題システム)というのが一般的ですが、バイキングって日本でしか通じない言葉ってご存知ですか?なんでも一昔前に帝国ホテルの中にあった『バイキング』というレストランが色々な料理を取り放題・食べ放題という方式をとったのが最初で、そのレストランの名前がそのままバイキング料理というふうに世に広がったと聞いています。

 私が20代で初めて海外出張に行き出したばかりの頃、ニューヨークのホテルで『バイキングはどこ?』と聞いて『そんなものここにはいないよ!』と言われ『取り放題・食べ放題のやつだよ』と聞き返すと『そりゃあバフェって言うんだよ』って笑われて大恥をかいたことがあります。そうです、『海賊はどこにいるの?』って聞いたようなものなんです。学校で教えてくれなかったもんなぁ・・・。